結論

  • 人間が本質的に怠惰であることを知れ
  • 人間の動機や意思決定は環境や習慣に依存していることを知れ
  • 小さく確実な行動を基本としろ
  • 銀の弾丸はなく、泥臭い過程があることを受け入れろ

私はなにかの専門家でもなく、ただ経験則と一般的に信頼されている書籍などからの情報をもとに、良い生き方が出来る方法の提案をおこなっているだけです。
脳死で鵜呑みにせず、自身の中で解釈して、自身の行動によって裏付けしてください。

怪しい自己啓発本みたいな内容と書き方していますが、ただのポエムです。

想定する読者

  • 努力しきれなかったと感じる経験がある
  • なにかやり遂げたいと思うことがあるが、やる気が続かない
  • 自分は弱く、だめな人間だと感じる時がある

努力できない人間はダメな人間なのか

こんな経験はありませんか?

  • 夏休みの宿題を最後まで溜め込み、挙句の果てに全部期間内に終わらせられない
  • ダイエットしようと思っているが、具体的な行動にならない
  • 筋トレしていい身体になりたいが、気づいたらやらなくなっている
  • 仕事の勉強をしないといけないと頭では理解しているが、気づいたら娯楽ばかりに時間を使っている

きっとこういった経験をしている人は多いはずです。
私は全部当てはまります(笑)
そして多くの人は最初は熱く高ぶったやる気にみなぎっていたはずです。

  • 夏休みの前半で宿題を全部終わらせてやる!
  • 絶対に3ヶ月で5kg落とす!
  • 夏までに海で自慢できる筋肉をつけてやる!
  • 仕事で求められる資格を取得して、がっつり昇給してやる!

でも1ヶ月後、いや1週間後のあなたはなにもやっていないです。
それはあなたが他の人と違って怠惰で根性の無い人間だからでしょうか?
いいえ、違います。
人間は本質的に怠惰で楽をしようとします。

人間の基本的な性質を理解する

アスリート、エリートと呼ばれる人たちは、毎日10数時間勉強したり、毎食の食事を完璧にコントロールしたり、過酷なトレーニングを数年にも渡って行うことが多々あります。
その人達はとても努力していて、大変素晴らしいです。

では私たちはそれを真似するべきですか?
それは違います。
なぜならその人達は他の人が簡単には真似できないような過酷でハイレベルな取り組みをしていることによって、トップレベルの立場になっているのです。
つまり再現性が極端に低いです。

私達が目指していることは国内や世界でトップレベルになることでしょうか?
ほとんどの人の成し遂げようとしていることはそうではないです。
夏休みの宿題を計画的に終わらせることも、ダイエットを着実に成功させることも、筋肉をしっかりと増やしていくことも、学習を効果的に積み上げていくことも、極端な努力をしないと成し遂げられないことではないです。

そして、前述しているように自身の根性・努力・精神力だけでなにかを成し遂げられる人は一握りです。
なぜでしょうか?
それは人間が本質的に怠惰で楽をしようとする生き物なので、真反対のことを愚直にやろうとしてもほとんどの人はうまくいくはずがないのです。
ではどうすることもできないのでしょうか?
それも違います。

習慣と環境によって自身をコントロールする

なにかを成し遂げるときに出来るだけ再現性を上げる方法は、人間の基本的な性質をうまく利用することです。
人間の基本的な性質は、 怠惰で楽をしようとする環境や習慣によって動機や意思が決まる ということです。
逆に逆らった行動は再現性を大きく下げます。
凡人であるほど再現性がある行動を取る必要があります。
とはいえ具体的な例が無いとわかりにくいかも知れません。

がりがりの青年がそこそこの筋肉をつける

ある青年(私)は昔からがりがりでした。
スポーツを部活やクラブでやったことはないし、基本はインドアな人間なので自然なことです。
とはいえ筋肉があったほうがかっこいいし、服を着たときも様になります。
誰もが通る道ですが、筋トレに挑戦することにしました。

挑戦1 自宅でいきなり筋トレ

とりあえず自分の家で腕立て伏せと上体起こしをすることにしました。
うーん、普段やらないので少しやるだけでなかなか効きますね。
はりきって100回ずつぐらいやりました。
身体中にやる気がみなぎって火照っています。

次の日、彼は自分が筋トレをしていることを思い出しますが、やっているゲームを中断したくなかったので一旦忘れることにしました。
さらにその次の日、彼は自分が筋トレをしていることを忘れました。
さらに1ヶ月後、彼は自分が筋トレをしていたことを思い出しますが、 ダメだったなー とほくそ笑むだけでした。

なおこの行動を期間を空けて3回ほど繰り返します。

挑戦2 自宅で器具を使って筋トレ

これまでの失敗から、なにかを変えないとうまくいかないことを察し始めます。
もしくは自分には無理なのではないかという気持ちも湧いてきています。

でも、まだ若くモテたい衝動が抑えられない彼は、プッシュアップバーとアブローラーを購入しました。
効率的な筋トレで、やる気は上がっていくに違いありません。
家に届くとワクワクして開封して、さっそく50回づつ使ってみました。
楽しく刺激的です。
次の日も、さらにその次の日も20回ずつやりました。
ついに変化が訪れました。

彼は4日後、なんとなくだるいなーと思い、筋トレをしませんでした。
その後、記憶から筋トレは消えました。
半年に一回、掃除しているときに奥にしまった器具を見て、ふと数回使うこともありましたが、それだけでした。

挑戦3 ついにジムに進出…!

これまで散々失敗してきた彼ですが、最近太ってきたことをひしひしと感じ始めています。
学生時代はバイトで動き回っていたので、たくさん食べても太らなかったのですが、社会人になってからパソコンで仕事しているため、基本座っているだけです。
そのくせ酒はたくさん飲んだりして、みるみるうちに10kg以上体重が増えました。
さすがにこのままではイカンと、基礎代謝の向上とボディラインの改善のために筋トレに本格的に挑むことを決意しました。

これまでも頭の隅にはあったスポーツジム。
でも、一ヶ月に1万円近くする会費は若手会社員には重たいものです。
しかし、今後の人生への投資として考えたとき価値ある出費だと信じて、ついにスポーツジムへ入会しました。
残業も多く行く時間が分からなかったので24時間いけるプランにしました。

始めていくジムは刺激的で新鮮でした。
とりあえず何もわからないので全部の器具を使ってみました。
楽しいものもあれば、微妙なものもありました。
何回か行くと、自分が気に入ったものをルーティンでやっていくようになりました。

家でやっていると、ワンセットやったあとに次のセットをやるのが腰が重く感じていましたが、ジムだとトレーニングするだけの環境なので、自然と連続してセットをこなすことが出来ました。
それに周りもトレーニングをしている人達なので、自然と頭が今はトレーニングしないといけないことを理解しているように感じました。
ジムまで行くのもそこそこダルいので、一回行ったら30分~1時間ほどいるようになりました。
家だと10分持てば良いほうです。

もっとモチベーションを高めるために、他の多くのジム通いの人たちのようにスポーツウェアを買いました。
GUで一着2000円ぐらいで売ってるようなやつです。
これは自分の姿に恥ずかしさを感じなくなり、堂々とトレーニングできるようになったのでとても良かったです。
形から入る重要性を知りました(笑)

その後、仕事が多忙だったりで1ヶ月行けないときもたまにあったり、モチベが下がってあまり行けない週もありつつ、基本は週2~4のペースで行くようになりました。
引っ越ししてからも新しくジムを契約して続けています。
最初の半年は ほんとに筋肉増えてんのかこれ… という気持ちでしたが、1年、2年と続けていると他の人に 胸板がっしりしてるね! 腹筋硬い! と言われるまでになりました。
自分でも気づいたら上半身がごつくなっていて、ついにやけてしまいます。

挑戦の成功の要因はなんだったのか

なぜ、結果的にうまくいったのでしょうか。

  1. 失敗しても挑戦し続けた
  2. モチベーションが上がる環境に飛び込んだ
  3. モチベーションを上げることへしっかりと投資した
  4. 日常の中の習慣にすることで、すぐに結果がでないことを許容できた

今回の話で特に伝えたいのは モチベーションを上げる環境に飛び込んだこと習慣化したこと です。
人がすぐに変わりたいと思うなら、まず自分がいる環境を変えるべきです。
環境が自身の行動を変えることによって、間接的に自身をコントロールします。
そして、長期的な行動によって成果を得る必要があるなら、習慣化することは非常に大切です。

これらの良いところは再現性が高く、誰でも習得できることです。

とはいえ、同じようにただやっても上手くいかない人がいるでしょう。
なぜでしょうか?
負担に感じずに継続できる量や内容は人によって差異があるからです。
ではどうすればよいでしょうか?

ハードルを死ぬほど下げる

ここまで話を読んだあなたは、 結局お前はたまたま努力が出来ただけじゃん と思ったかも知れません。
それが完全に間違っているとは言いませんが、再現性を上げる方法を取ったから継続できたと思っています。
それはハードルをこれでもかというほど下げることです。

例えば彼はジムに行くのすらめんどい人間だったのですが、それでも筋肉をつけてモテる男になりたかったようです。
怠惰で欲張りな人間ですね。(でも本質的には普通です)
なので彼はジムにいって一回トレーニングできたらノルマ達成としていました。
一回というのはワンセットですらないです。上体起こし1回とか、腕立て伏せ1回という意味です。
それすらしんどそうに思える時はジムに行けばクリアとすらしていました。

こんなことに意味があるのかとおもうかもしれません。
めちゃくちゃ意味があります。
その日どれだけ筋トレをするかより、習慣化できることのほうが遥かに価値があるからです。
ジムに行く習慣さえ維持できれば、今後の自分がすこしずつでもトレーニングしてくれます。

ちなみにジムに行くと、せっかく来たのに1回だと馬鹿らしく感じて結局それなりにやります(笑)

すぐ出来るハードルの下げ方、モチベーションの上げ方

  • 前述のとおりノルマを極端に低くする
  • 家からクソ近いジムを契約する、もしくは移動手段を用意して容易に行けるようにする
  • スポーツウェアや器具を買うことで、形からそれっぽくする
  • 難しいことをしようとしないで、安直でわかりやすいことをする
    • メニューをベンチプレスとアブローラーのみにするなど
  • 筋トレフレンズを作る(私はしたことないけど)
  • 筋トレのYoutube動画を見る
    • 正しい筋トレ方法を知れる
    • 正しい食事管理を知れる
    • ムキムキマッチョマンを見てるとなんかモチベ上がる(ここ大事)

勉強大嫌いマンが平日毎日勉強する

ある青年(私)は昔から勉強が嫌いでした。
学校のテストも赤点を取らなければセーフだと考えていました。(とかいいつつ英語は赤点のときもあった)
そんな彼がエンジニアとして、よりレベルの高い会社に転職することに成功しました。
勉強は嫌いでしたが、プログラミングは楽しいので何十時間でも時間を忘れて没頭できます。
これまでの会社はそのプログラミングへの時間投資だけで良い評価を勝ち得てこれました。
ところがどうやら、ただ闇雲にプログラムを書いていれば良いような生ぬるい環境ではなくなったようです。
体系的に知識を学び、効果的な開発方法について実践できるようになる必要があるようです。
また、より広範な範囲で深い理解を得る必要もあるようです。
そのためには書籍を読み、信頼できる学習リソースで基礎を固める必要があります。

挑戦1

昔から小説などの物語がある本を読むのが大好きです。
でも技術書籍は大して面白みは無いし、難しい内容だと理解できなくてイライラしてきます。
読むのが怠すぎたので、なんとかモチベーションを見つけるために睡眠導入という建前で寝る前に読むことにしました。
最初の1週間ぐらいはうまくいきました。睡眠が。
普通に3ページぐらい読んだら寝ました。
でもそのうちに退屈な内容を寝る前に読むのが億劫に感じ、ついに睡眠導入にもならなければ、読書にもならないクソ展開となりました。

挑戦2

なにかのついでにやろうという調子に乗った考えは捨て、ちゃんと着実にこなそうという気持ちになりました。
仕事が終わったら食事をして、風呂に入り、娯楽の前に読書をするようにしました。
筋トレの教訓から、ノルマは1ページにしてハードルを下げました。
さらにTickTickというリマインドアプリを導入して、毎日決まった時間にノルマの通知が来るようにしました。
これはそこそこ上手く行き、ある程度習慣といえるレベルになりました。
ただし仕事が忙しかったときや、用事があった日などはサボることが多くなりました。
このままでも以前よりはマシですが、出来なかった事実はモチベーションに明確な悪影響を与えます。

挑戦3

1日のタスクの中で、ルーティンのタスクを最優先事項とする。
結局原因は着手順序を仕事や用事より後にしていたからでした。
なので、可能な限り1日の早い段階で実施することにしました。
理想は朝起きて、仕事の前にすべてこなします。(筋トレは時間かかるので仕事の後が多いですが)
朝がダメなら昼休み、昼もダメなら仕事の直後という具合です。
善は急げとはよく言ったものです。後回しに良いことは何もありません。
これによって読書だけでなく、並行して取り組んでいたプログラミング言語の学習、英語の学習も、サボり率が大きく低下しました。

挑戦の成功の要因はなんだったのか

なぜ、結果的にうまくいったのでしょうか。

  1. 失敗しても挑戦し続けた
  2. モチベーションが下がる要因を可能な限り排除した
  3. 忘れたり、意識が下がらないように効果的なツールを導入した
  4. 日常の中の習慣にすることで、すぐに結果がでないことを許容できた

今回の話で特に伝えたいのは モチベーションを下げる要因を排除したこと習慣化したこと です。
日常には仕事や学業、娯楽など、様々なモチベーションを下げる要因で溢れています。
それらに邪魔されないような工夫をすることが、再現性の高い行動に大きく寄与します。
そして、長期的な行動によって成果を得る必要があるなら、習慣化することは非常に大切です。

これらの良いところは再現性が高く、誰でも習得できることです。

とはいえ、同じようにただやっても上手くいかない人がいるでしょう。
なぜでしょうか?
負担に感じずに継続できる量や内容は人によって差異があるからです。
ではどうすればよいでしょうか?

ハードルを死ぬほど下げる

筋トレと同じパターンです(笑)
とにかく簡単に行動できるようにしましょう。
今回は1ページ読めばOK、プログラミングの練習問題を1問解けばOK、英語の練習問題を1問解けばOKというぐらいに、普通の感覚だと少なすぎて物足りないレベルに設定しました。
ほんとに元気が無い時は最低ノルマのみ、普通のときや元気な時はもっとたくさんやろうと自然に思えます。

すぐ出来るハードルの下げ方、モチベーションの上げ方

  • 前述のとおりノルマを極端に低くする
  • 面白くない書籍は特に無理して多く読もうとしない
  • 内容が比較的面白い書籍とそうでもない書籍を交互に読む
  • ルーティン以外の休日の空き時間などに読み進めて、進捗が悪いことで低下したモチベーションを回復させる

努力すべき箇所とは

タイトルで「努力しない努力をするべき」と書きました。
努力しない 点は、継続的にトレーニングにする過程です。
努力するべき 点は、継続的にトレーニングをするための仕組みや環境を作る過程です。

比較的小さな動機でも、仕組みや環境を作ることに注力できれば、大きな行動と成果に繋げられます。
ただし仕組みや環境を作る過程は簡単ではありません。
私が筋トレや学習習慣の形成で挫折と挑戦を繰り返した話からも分かると思います。
そこは泥臭く、全員に当てはまる銀の弾丸(=絶対的正解)は無いからです。
それでも挑戦するだけの価値があります。
一度習慣化するとやらないのが気持ち悪くなり、挑戦に慣れるとさらに新たな可能性への挑戦意欲が高まります。

あとがき

長々と書きましたが、この記事の内容によって皆さんの生活が少しでも良いものになることを願っています。
また、偉そうに書いてますが、未だに私もモチベーションの上下に悩んだり、新たな習慣づくりに苦戦していたりします。
ともに頑張りましょう(笑)

めっちゃ暑苦しく臭い内容の記事になったけど、こういうポエム記事書いてみたかったので満足です!